また、その会社(人)の優劣ではなく、自社(自分)にとって最適な会社(人)を選択することが非常に重要になります。
スーツに例えると、
・自分の好みをくみ取ってくれ、自分に合った色や形を提案してくれる会社(人)
・自分の色や形に対するこだわりを忠実に再現してくれる会社(人)
・縫製技術に優れている会社(人)
・安く仕上げてくれる会社(人)
・早く仕上げてくれる会社(人)
・話が面白い会社(人)
などの会社(人)がいます。全てが満たされるような会社(人)はいません。なぜならば1番目と2番目の項目は相反する項目だったりするからです。
そこで必要であるのは、「自分にこだわりがあるかどうか?」です。
あなた
「来月妹の結婚式がある。くたびれたスーツしか持ってないからボーナスも出たことだしスーツを新調するかな」
と思ったとしましょう。いきなり紳士服の○○に行きますか?デパートの紳士服売り場に行きますか?それともインターネットで情報収集しますか?
人によってそれぞれかと思います。
スーツにこだわりが有る人であれば、自分の思い描くスーツを仕立ててくれる店に目星がついているか、もしくは下調べをするでしょう。
スーツにこだわりが無い人であれば、とりあえず店に行って店員のお勧めを直ぐに購入するかもしれません。
どちらも正解です。
不正解は、スーツにこだわりがあるにも関わらず下調べもせず飛び込みで店に入って、馴れ馴れしい店員に安っぽい生地やボタンを薦められ「私が欲しいのはこんなスーツじゃないのになぁ・・・」と思いつつ買ってしまうか、もしくは店を出て時間を無駄にすることです。
その逆も不正解ですね。こだわりがないのにサッサと買わずに店員とのムダ話で時間を無駄にすることです。こだわりがある人が行くような店では無い限り、店員は売り手の論理で薦めているだけだと言うことに気付くべきです。
ERPの導入会社やコンサルタントも同様です。何でもいいから早く安く仕上げたいのか、こだわりを持ってERPを導入したいのかにより相談、委託する会社(人)は異なります。
また、セミオーダーのスーツでもERPでも「安価」「高価」には必ず理由があることを肝に銘じておく必要があります。